名古屋大学 菅島臨海実習研修 |
場所 三重県鳥羽市 名古屋大学大学院理学研究科 付属臨海実習所
日時 平成28年8月1日(月)〜8月2日(火)
指導者 名古屋大学 理学部 伊勢 優史
特任助教 / 白江 麻貴 特任助教 / 中澤 志織
特任助教
夏休みを利用し、1泊2日で三重県鳥羽市にある、名古屋大学 菅島臨海実験所へ研修に行きました。
磯でさまざまな生物を採集し、観察をしました。
また、顕微鏡でウニの受精を観察し、発生実験も行いました。
伊勢湾に生息する生物について、丁寧に教えていただき大変有意義な夏季研修となりました。
☆ 研修日程・タイムスケジュール
(1日目) 午前 所内見学、実習説明、講義 昼食(自由時間を含む) 磯採集準備(着替え) 磯採集(分類実習を含む) 午後 着替え、シャワー等 採集生物のスケッチ等 採集生物のスケッチ等 ウニの受精・発生実験 ウニの受精・発生実験 夕食 ウニの発生観察、夜光虫観察等 |
(2日目) 午前 朝食 ウニの発生観察(プランクトン採集観察) 午後 補足講義、総合討論等 |
研修の様子
感想
・たくさん興味がわくような体験をしましたが、特にウニの発生実験では驚くことがたくさんありました。ウニの精子と卵が結びついて受精卵ができてそれが細胞分裂を繰り返していっていく光景はスゴく感動したし、びっくりしました。どんどん分裂が細かくなっていってたいへんおもしろかったです。夜遅くまでその反応をゆっくりみていっておもしろかったです。最後はウニが幼生になって動き回っている様子も顕微鏡で見ることができて、ずっと見ていたので少しずつ愛着がわいていきました。とにかく新たな生命の誕生はとても興味をかきたてられます。スゴく感動する内容でした。
・夜光虫のプランクトンの光が私たちの目からはどれも同じ色に見えたり、違いがないように思えるのに、プランクトンにとっては、会話であったり、身を守る防衛策であったりするため、とても興味が高くなりました。幼生の頃と成体のときの姿が全く違うため、成長の過程を自分で見れて、とても関心が高まりました。
・海綿動物から脊索動物への変化が最も関心が高くなりました。その理由は、今までは最初の生物が魚類、爬虫類などの過程を経て哺乳類に進化したと思っていましたが、その過程に脊索動物などが入っていたということを知ったからです。これからまた機会があったらもっと詳しく調べてみたいです。
・長時間顕微鏡をのぞいていたが、その中でウニの成長する様子を見ていくのはとても楽しかったし、良い経験となった。